住宅購入時に多くの方が利用する住宅ローン、どのように選べばよいのでしょうか。
いわゆる『金利』はもちろんですが、金利以外にも着目すべき点はいくつかあり、その一つが『団信(団体信用生命保険)』の保障内容とそのコストです。団信とは、ローン契約者に万が一のことが起こった際、ある一定期間ローン返済が免除されたり、状況によっては、以降のローン返済が一切不要となる、いわゆる一種の保険です。住宅ローンは、数千万円という大きなお金を貸し借りすることなので、契約者と金融機関双方にとって、団信はなくてはならないものです。
かつて、団信と言えば、その保障内容は死亡及び高度障害がメインでしたが、近年はガン、三大疾病、八大疾病、ケガやその他疾病と金融機関により様々です。そして、その保障内容に応じた保険料は住宅ローン金利に上乗せになることが一般的で、安心をたくさんトッピングすればするほど、上乗せになる金利割合も上昇していきますし、上乗せ金利も金融機関によって様々です。さらに、どのような状況でローン返済が免除されるのかの該当要件も様々なので、保障内容・該当要件・上乗せ金利を慎重に吟味しないといけません。
次に着目すべき点は、ローンを契約する金融機関に払う保証料や手数料です。同じ額の融資を受ける場合でも、保証料や手数料は金融機関により金額が異なり、その差は数十万円以上にもなることもあるので、複数の金融機関間での比較が欠かせません。
住宅ローンを選ぶ際、押さえたいポイントをまとめました。
・2~3の金融機関で比較検討する
・団信の保障内容、上乗せ金利、該当要件を比較する
・利息や保証料・手数料などすべてのコストを合計した『総返済額』を比較する
尚、優先度は落ちますが、不随サービス(預金金利や通信料、ショッピングやポイントなど)の日常利用サービスとのマッチングもチェックしてみましょう。
ちなみに、変動金利と固定金利、又はその組み合わせなど、どのパターンを選択すればよいかは、家計収支状況や今後のライフイベント、その方(家族)の金利リスク許容度をライフプラン分析にて判断することが大切です。
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